長野県の北安曇郡、大町には岩魚の職漁師がたくさんいました。
そこには燻製の文化があったのです。
かつて北アルプスの岩魚を求めて山深くまで分け入った人達がいました。
毛ばりを自由に操り面白いように岩魚を釣り上げる職漁師だ。
中には黒部まで足を伸ばす漁師もいたが、生(なま)のまま里にまで持ち帰る事は出来ない。
焼いてもその重さは身体に堪えるし、しかも長持ちしない。
だから遠火の火と煙で岩魚を乾燥させたのだった。
一日釣って焚火で二日間乾燥させる。
その繰り返しで、軽くなったたくさんの岩魚を山から下ろす事が出来たし
またその岩魚を里で売りさばく事が出来たのだ。
岩魚を買った里の人たちは囲炉裏の上や神棚にその乾燥した岩魚を置き
いつでも食べる事が出来た。
長く保存の利く乾燥岩魚は長い冬には本当に貴重なタンパク源でもあった。
囲炉裏の火と煙と漬物と岩魚、そこにはただ生きていくためだけの燻製文化が
人々の中に同化していたのだ。
そんな大町に、もう一度燻製の文化を呼び戻すために立ち上がりましょう。
燻製に最適な煙を出してくれる樹木(山桜、白樺、りんご、クルミの木など)
がここ大町市には大量にあるのだ。
長い冬を生き抜く知恵もこの大町にあった。
人間が火を扱い始めた時から煙の文化があったはずなのに、近代化の名のもとに
換気扇の向こうに煙は追いやられてしまったのだ。
何千年も続いているのかさえ分からない程大昔の記憶を脳の中から今呼び覚まそう。
あなたのDNAの中には
自然と共に生きた祖先の煙の文化が生きづいていているじゃないか。
さ?焚火を囲んで魚と肉でわたし達と一緒に燻製をしてみましょう。
大町も 美麻も八坂も一緒になれるキーワードは、燻製ですよ。
新しい事をやるのじゃなくて、忘れてしまった事を掘りだすだけの事ですから
簡単だと思いますよ。 デジャブー
えっ、燻製だけにそんな人を煙に巻くような話ですって?
う?ん、確かにその通り
でも、楽しいですよ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ほっんっとっ




