アリとキリギリスの物語を皆さんは御存知ですか?
皆さんのほとんどが知っている物語だと思いますが、はたして?
それは題名を知っている。だけだと思いますよ。
と云うのも、私たちの年代によって物語の内容が違うようなんです。
私57歳の知っている物語は、
夏に遊んでいたキリギリスが冬に食べるものが無くなってしまい
アリさんを訪ねたところ夏に遊んでいる奴が悪いとばかり断られて
キリギリスは凍えて死んでしまう
・・・・そんな内容でした。
現在では飢えたキリギリスがかわいそうだとアリさんが食べ物を分けてあげる内容に
変わってしまっているようです。

フランスでは夏に一生懸命に歌を練習したキリギリスが皆さんに歌や踊りを披露して
そのもらったお金で冬を乗り切ったというお話に変わっているようです。
一方で欲をかいたアリさんはため込んだ食料にカビが生えてしまい
食べる事が出来ずに死んでしまったそうです。
グーグルで<アリとキリギリス>で検索をするとたくさんの解釈が出てきて
久しぶりに楽しい時間を過ごしました。
アリさんが食べ物を分けてあげる内容での(アリとキリギリス)は
現代日本とアメリカだけのようです。 (違ったらごめんなさいね)
働かなくても何とかなってしまうかの様な物語に変えてしまって本当に良いのかどうか。
一生懸命に働いたアリさんの未来が
今の現代社会に投影されているような気がしてなりません。

子供達は大人への階段の途中でペットの死を乗り越えなければならなかったり、
祖父祖母の死さへも乗り越えなければなりません。
現実社会の方が残酷なのにも拘らず
この物語が美化されること自体、本当にこれで良いのかな?
はたして、みなさまは?
いま、長野県の大町市は白一色の雪景色です。
キリギリスやアリさんの気配すら感じられない中、
あと100日もすれば必ず春がやってくるのです。
厳しい100日間を乗り越え耐えた後の、土の匂いや草の緑は
この大町市民にとって大きな希望なんです。

台所から妻が、 「私がアリであんたがキリギリスだわよ」
「毎晩夜遅くまで飲み屋通いで、いつでも家に入れてもらえるものか良く考えなさいね」
「ハイハイ、アリさん。承知いたしました」
私はいつでも素直ですよ。完璧なアリばい作りは得意なんです。
お月さまの無い夜の雪道を歩きながら、
今晩は誰と飲んだことにしようかな~っと・・・・・・・・
トニー嵐丸


