山間の美麻地区に午後の二時頃、用事で行きました。
茅葺の大きな家の前庭で5人ほどの妙齢のお姐さまたちが 陽だまりの中、ござに座って大きな笑い声をあげながら豆の殻をむいていました。空豆に小豆。ざるの上にたくさんです。
田舎の原風景を見たようで何か懐かしくて声をかけたら、何か都会の薫りのお姐さまたち。納屋から、おしゃれなおじさま達が、出てきました。
先ほどからいい香りの煙の匂いを感じていましたがなんと燻製の煙なんです。
直径60センチ,高さ180センチもあるようなステンレスの缶の頭から白い煙が上っています。
中にはアジの開きとさんまの開き、そして豚の三枚肉。チップは山桜とのこと。甘い香りが漂っているんです。
65歳を少し過ぎたであろう素敵なおじさまたちが缶の中の温度を見ながら語り合っている。
この素敵なおねえさま、おじさまたちは都会からやってきて、なんと今この美麻に住んでいるとのこと。
なんか田舎ってこんなに楽しかったっけ。
もともとの田舎の住民が都会のような食事や生活をしている。
都会から来た人たちが、まるで田舎のような食事や生活を楽しんでいる。
田舎に暮らし続けると、田舎の事が見えなくなって妙に都会への憧れが膨らむ。逆に都会に暮らし続けると・・・・・・・・・・・・・・・・・
このギャップは何なんだろう。互いの、異文化に対する憧れなのか。それとも<隣の花は赤い>ということなのか。
田舎と都会のこのギャップを埋めるには・・・・・・・・・・
そう、都会の人と一緒に田舎生活を楽しむことが一番かな。
すると、今まで空気のように感じていた田舎の風景や、隣のおじさん、おばさんや、田舎に住むための知恵の一つ一つがなぜか光り輝いてくるんだなあー。
四季を楽しみ、雨や、月の無い夜までも楽しむ。
鳥の声や虫の声を楽しみ、時計の無い時間(とき)、をも楽しむ。
ああ、そんな究極の田舎人にわたしは、なりたい。
と、宮澤賢治風にまとめたところで
大町市は最高の田舎なのだあー。
都会の皆さんいっぱいいらっしゃいね。
これからの美麻はちょっと、要チェックですよ。
