友人からの電話に、3か月前の景色がよみがえってきました。
世界の景気も雨のち晴れならいいんだけれどなー。
高瀬ダム釣行記 2008年8月23日
中学時代の同級生から、「久しぶりに田舎に帰るよ。」との電話がありました。ここは長野県大町市です。彼は、高齢の両親の様子を見に、東京から電車でやって来たのです。
次の日は、小雨でしたが、二人で高瀬ダムの湖で釣りをしようか、ということになりました。妻の、「釣りは悪魔の趣味・・・」の話が出る前にいざ出発。
ようやくダムの上流に着きましたが、やはり雨です。
誰もいないダム湖の岸辺に、切ないような懐かしいような風景がありました。
ともに56歳の二人が、18歳を境に大都会と田舎と、それぞれの人生を送りながら、いまこの風景を一緒に見ている。
人生の半分以上を互いに生きて、枯れてもなお、水の上に力強く立つ木々が他人に思えなかったのです。
俺たちは太い人生だったのか、細い人生だったのかはともかく、枯れてもなお立ち続けるこの樹達のエネルギーに、圧倒されて思わずシャッターを切ったのでした。
おまえは東京で、俺は田舎で、あと少しだけ残された現役期間の健闘を誓い合った一日となりました。「今度は天気の良い日に来いよ。」
大町市には想像もつかない景色がいっぱいあるんだなー。
人はどこから来て、そしてどこへ帰るのだろう。
夢は大町で生まれ、そして大町という土地にしみ込んでいくのだ。
秋の夜長に、夏の日の一瞬がきらりと光った。
