56歳のラブレター

100人ほどのパーティーで、同じ仲間の女性から和服の似合う、綾さんと言う女性を紹介されました。

「貴方の書いた物語を知っています。ところで御願いがあるんですけど、・・・・・」と、彼女は続けて「あの物語のファンなんですよ。あんな物語を書く人からラブレターをもらいたいんです。」

30年以上前に妻に書いて以来忘れていた表現方法でしたのでおちゃめにトライしちゃいました。(失笑)

あやの 赤い悪戯

三日月に金星(きんせい)のイヤリングをつけて
クリスタルグラスに宇宙の闇を沈める
あやの誕まれた夜に火星が光を放った
その時グラスの闇に1600万個の恒星が浮かんだ
マグネシウムの閃光が僕を包む
和服のあやがテーブルの向こうで微笑んでいる
酒を飲みほして “こんど遊ぼうか”と
言おうとした瞬間 喉を太陽が焦がす
あやが僕の眼をみて“こんど遊ぼうね”と言った
太陽の熱に焼かれた喉で、ただうなずいた
むじゃきに笑ったあやの瞳の奥で
ルビー色の火星が大笑いしているのを、ぼくは見逃さなかった
はたして あやはまだ知らないのだ
ぼくが30万光年先の2000億個の恒星を浮かべた
銀河の川で夜ごと二人乗りの船を出していることを
そう、そしていつも一人で漂っていることを、
・・・・・・・・・・・・・・そう、ひとりだけで

これじゃー、ラブレターじゃないかヽ(笑)
でも、書いていた時だけは30数年前にタイムスリップしていたのかな。

大町市の空気は澄んでいます。夜の星がきれいなんです。流れ星もよく見る事ができます。
夜中に5分間だけでも屋根の無いところで、仰向けになってみたらいかがですか?

宇宙線を浴びて集中すれば月の裏側も見えますよ。
天気の良い日の大町の夜は、星降る街角なのだー。